症状がないのにマスクをしていると逆に危険な理由

 マスクを装着していても感染予防にはならないと何度も繰り返しましたが、「もう精神論の世界なので大声で言っても仕方ない」とも思います。
 日本人というのは流行に非常に弱い人種で、私が学生だった頃にはバレンタインデーが、バブル時代にはクリスマスイヴが、ここ近年はハロウィンで大騒ぎしないと気がすまないのであり、マスク装着も同じことでしょう。ということはまだ10年くらいはマスクをする人が非常に多いことになるので、障害者の共同作業所というところへ優先的に発注するシステムにすれば知的障害者が安定した収入を得られるようになるのではと考えてしまいます。
 ところでフランスでは「症状のない人はマスクを装着するな」と命令が出ているのですけど、ウィルスは飛沫感染が主な経路でありドアノブとかを触った手で顔を触るなどするのが一番危ないルートだということから、マスクをしていると口や鼻周囲の温度が高くなることからかゆくもなりやすく、余計に顔を触ってしまうからです。
 そうでなくても無意識に5分に一度くらいのペースで顔を手で触っているのですから、症状がないのにマスクをしているとかゆみから余計にこすってしまうので自分でウィルスを押し込んでいることになるからです。感染防止の基本は、手洗いです。さっと流水で洗うだけでも1%にまでウィルスは洗い流せますから、絶対にこまめな手洗いです。アルコール消毒はその場では有効ですけど、何時間も防御してくれるのではなくその場限りのものですから、それなら手洗いのほうがやっぱり効果的です。
 鼻水や咳やくしゃみの止まらない人はマスクをして他人へ飛沫が飛ばないようにするのがエチケットですが、表情の読めない人が街にあふれているのは本当に異様な後谿です。

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