料金加算?

 昨日の新患さんから聞いた話なのですけど、「それは僕にはちょっと感覚としてできないなぁ」という感想です。
 主訴としては元来の下肢の冷えと半年くらい前からの上半身の倦怠感ということで、これは脈を触った瞬間にバセドウ病と診断できました。さらに甲状腺がこんなに大きくなっているものを見たことがないというくらいのデカさになっていました。どうして医者が見落とすかなぁというデカさです。
 その他の症状についても説明しながら背部の標治法をしていると、不妊についても治療が受けられないかということです。鍼灸で不妊を打ち出しているところへ通院した経験があるらしいのですが、料金加算があって高額で通いきれなかったというのです。不妊治療は必ず授かるという約束ができるものではありませんから、そういう不確かな治療に対して料金加算するという感覚がわからないです。
 医療は誰にでも平等であるべきですから、特別待遇というのはどうしても納得できないのです。それよりも通院できる料金で、数を増やしてもらったほうがお互いに得だという発想にならないものでしょうか。

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