緊急事態宣言の延長で思うこと

 新型コロナウィルス(covid-19)の感染阻止のための緊急事態宣言が、正式に今月末まで延長されると発表されました。これはゴールデンウィークから人が外へ出てきてしまうことを防止するために予め含まれていたことであり、特に驚くことではありませんでした。
 その上で社会活動の再開もしていかねばならないということで、特定警戒地域とそれ以外の地域についての規制の落差が発表されたのですけど、これがちょっとわかりにくい。おそらく高齢者にはね、全く理解されないことでしょう。
 要するに特定警戒地域以外では県境をまたいでの移動は自粛すべきだが、地域内の活動においては大規模な集会とか夜に飲み歩くようなことさえしなければそれぞれに判断して解除していけばいいということなのですけど、これだと思い切っての号令を出す県知事はほとんどいないでしょう。「できるテレワークはそのままに会社は普通に出勤することに戻して、学校も学年ごとに再開しなさい」のような具体的なことを示さないと、尻込みしてしまうばかりです。
 その逃げ道として15日に中間判断が出されるということなのですけど、これはもう10日感だけ我慢すれば開放されるかもしれないという飴玉をぶら下げる意味もあると思います。特定警戒地域以外は社会活動を本格化させなさいという号令を出すタイミングのほうが、意味は強いでしょうけどね。
 それよりも「可能な会社は出勤時間を2つから3つに分けること」「公共交通機関を使わない通学の学校は10日語に再開すること」と、はっきり枠をはめながら指示すべきと思います。そして思い切って「終電・終バスは22時にする」とすれば、早く帰宅しますし歓楽街で飲み歩く不埒な連中もごくわずかとなります。ついでにパチンコ屋の不祥事を暴いて全面的に国民の敵とすれば、撲滅のいいチャンスにならないでしょうか。

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