ふと思ったことなのですが・・・

 段々と予約の電話の数が戻りつつあるのですけど、それでもまだまだ日によって差が大きく元通りの仕事状況というわけには行きません。そしてまだ緊急事態宣言の続く都会の鍼灸院は、厳しい状況が続いているのだろうなと会員の先生のことが気になります。
 それで、ふと他人のことながら「スポーツ鍼灸」や「美容鍼灸」を全面に打ち出しているところはどうなんだろうと、頭をよぎりました。
 スポーツ鍼灸は選手が練習できるようになればまた依頼が出てくるでしょうけど、その前に練習できる身体へ戻すことが優先であり全身治療が西洋医学に頼らずどれだけ普段からできているかだと思います。
 美容鍼灸は悪口をい言うつもりはないものの、余裕のある人達がされてきたものですから社会生活を戻そうという時期に需要があるものなのか疑問です。美容を行うためには全身治療が前提でしょうから基礎的な力はあるのでしょうけど、看板が邪魔をするような気がしてなりません。
 医療とは必要な人のため、特に弱者のためのものでなければならないと私は信じて行ってきました。そのため料金を上げることを一度もしてきませんでしたし、消費税も内税という形でこちらで負担をしています。持続できる体制を整えられることも、治療力の一つだと捉えています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です