雑菌との付き合い方

今回のエントリーは長くなりますが、日本での感染爆発が発生しなかったことについて、独自ですけど考えがまとまりましたのでメールに書いたものから転載します。
「医道の日本」が7月で休刊してしまったのですけど、記事の中に「東洋医学的アプローチをしている地域は感染者数も死者数も少ないのでは」ということが書かれてありました。一瞬「あっそうか」とは思ったものの、日本国内でさえ鍼灸の受領率が対した数字になっていないのですから、ちょっとこれは贔屓目すぎると考え直しました。
それよりもアフリカに感染が広がれば、目も当てられないような医療崩壊とおびただしい死者数になってしまうのではという予測が見事に空振りで、東アジアと同等レベルで推移しています。アフリカへ伝染しても感染爆発を起こさなかった頃から囁かれた話ですけど、東アジアやアフリカの風土病が新型コロナに対して元々免疫力が高かったから被害が欧米ほどにならなかったのではという話、これがファクターXだったというのが二木の結論です。そして話がもう少し続きます。
二木が小学2年生の夏に緑内障の手術で入院をして、外泊許可が出たので二週間ぶりに自宅へ戻ってきたなら全身がふらふらするのです。明くる日の病院へ戻る頃には回復していたのですが、数日後に退院してきたときにもまたしばらくふらふらしていました。子供心にも不思議だったのでよく覚えていたところ、数年前に義父が肺の気胸で緊急入院をして十日目に彦根の病院へ転院してきたときにも同じことを言いましたからその体験を話していると、義妹が胃腸内科ですけど医者ですから「病院内は消毒が行き渡っているので雑菌が少ないため外出がないと免疫力が落ちる」と説明してくれました。
手術後などでしばらく寝たままだと、いきなり起き上がると起立性低血圧を起こしてしまうのでまずはリハビリからというのは学生時代に習ったことですけど、これは心臓が負荷を感じていないので心拍力を落としているためだということはよく知られています。それならということで、義父には手術後に回復してきて診察室まで歩いていけるようになったなら、ついでに少しだけ外へも出て外気に触れさせておいたなら次の退院時にはふらふらすることがありませんでした。ちなみに入院していたのはこの既設で、肺経の井穴へ営気の手法という治療で、猛スピードでの回復は病棟で話題になっていました。
それから武田鉄矢が肺の手術を受けて帰宅してきてもなかなか体調が上がらないとき、森の中を歩く夢を見たので公園へ明くる日に出かけてみると、森林から雑菌をもらってここから免疫力が戻り体調が一気に上がってきたという話をしていたこともありました。ということで、新型コロナは数年もすると人間の免疫力工場のパートナーになります。インフルエンザよりも、いいお友達に。
それと雑菌やウィルスというのは、上記のようなスピードで常に触れているものだという認識が大切なのでしょう。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です