正しく怖がっていきましょう

 新型コロナウィルスの騒動が始まって2020年の前半は未知のウィルスですから右往左往してしまったのは仕方ないことなのですけど、時間経過からわかってきたことが多くこれからは「正しく恐れる」ことが大切になります。
 まず感染しても無症状もしくは軽症のみという人のほうが多く、逆に考えれば中程度や重症になってしまった人をいち早く入院できるような対策をしておかねばなりません。そのためには無条件の入院はもう避けるべきであり、発熱が数日続いた人でも一般の解熱剤や咳止めが処方されるだけで特別なことがされていないのですから、体調が悪化したと感じたなら速やかに出勤や投稿を停止して安静にすることが第一です。すぐ安静にすれば、おそらくはほとんどが回復してしまうでしょう。
 ということで、次に大切なのは感染者数の発表を控えてもらうことです。地球レベルでは途上国山田感染が広がっていなかった「これから」の地域があるので状況把握のためには大切でしょうけど、少なくとも日本国内においては中程度以上の入院が必要になった人数のみで発表は構わないはずです。「数が少ないと油断して感染爆発につながる」という人がいますけど、緊急事態宣言の頃に事実は違っていたのですから、その後の夏の状況も違っているのですから思い込みでの発言は混乱しかないです。
 さて残りは、古い情報のままで思考停止になっている高齢者の説得でしょう。「コロナに感染したなら死んでしまう」としか覚えておらず、エアコンの電気代を節約だと言って前触れもなく一晩でなくなってしまっていた熱中症のほうがよほど恐ろしかった話を聞こうともしてくれないのですからね。これはテレビの害そのものでしかないです。
 もう一つ、エアロゾル感染と言われる空気中のウィルスで自然に感染するといまだに思っている人がいるのですけど、アメリカのCDCが一度間違った情報を掲載したことによりまた広がってしまったのですがこれも間違いです。たとえそこにウィルスがいたとしても、空気の流れさえ作っておけばすぐ希釈されるだけでなく落ちてしまうので、満員電車でも感染は原理的にしません。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です