無差別の検査は無駄遣いそのもの

 本日の東京での新型コロナ感染者数が300に近いという数字なのですけど、「シルバーウィークの移動が大きかった体」と鬼の首を取ったように声を上げている人がいます。
 でもね、あなたがそこで大声を出していても新型コロナは収束しないのであり、まして300という数字だとそれなりに入院処置の必要な人も出るわけで、看護や治療に当たるのは医療関係者なのです。
 検査をいくらやってもウィルスがなくなるわけではないのですから、無差別に検査料だけを増やすというのは弊害しか産まないということがどうして理解されないのでしょうか。確かに傾向はある程度把握できるかもですけど、拡散防止にはほとんど無力なので「これはひょっとして」という症状がすでに出ている人だけに検査は絞るべきです。ちなみに東京の重傷者数は一人減りましたから、数字的だと本日はマイナス1になります。
 そういえば患者さんが話してくれたのですけど、周囲に「心配だから」とPCR検査をすでに三回も受けている人がいるのだそうです。でも、そのときにウィルスが発見されなかったというだけの話で昨日や明日だったなら結果は違っていたかも知れないというごく単純なこと、お金の無駄遣いでしかありません。

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