瀉法鍼を市販品へ

 下積み修行時代から使っていてその当時はどんな目的だったのかが思い出せないものの、その後に血を強引に動かせるアイテムだということに気づいて複製品を制作してもらうのに必死になった「瀉法鍼)。
 15年くらい前に広島県の業者でやっと複製品の製作をしてもらえるようになったのですけど、微妙な長さと鍼先形状からなかなか歩留まりが改善せず、量産化と市販品への格上げができませんでした。
 製作担当者と一度長電話をしてお互いのイメージを突き合わせ、製造方法を変更して前回の注文から歩留まりで引っかかることがなくなり、本日に検品したものでも不良品はありませんでした。ということで、業者に市販品へ切り替えてほしいという電話を夕方にしていました。
 いちいち検品作業がありそこから転売というのは手間だけですし、大幅に普及させる足かせにもなります。業者側はストックを持っておくのが大変かもですし硬いものなのでそれほど追加購入がないでしょうからあまり美味しい製品ではないかもですが、そこは医療器具なのですから割り切ってもらいましょう。一度の注文は5本からとか、まとまった金額と本数になるようにすれば採算が合うのではと提案したのですが、勝手な言い分ですね。

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