自主勉強会が終了しました2

 そして今月の自主勉強会で最大の学習は、「営気の瀉法をどのように活用できるのか」について、一つの方向性が証明されたことでした。
 営気に対する手法は営気の深さまでまず手を鎮めることで、今までとは比べ物にならないくらいの動きが実現できるようになりました。問題なのは「営気を補うことはインキを補うことで衛気の瀉法との境界線をどのようにすればいいかということ。病理考察が十分にできるベテランなら見極めができるかもしれませんけど、概ねのガイドラインが示せなければベッドサイドで患者さんに負担ょ書けてしまいます。 「抜いてしまう必要性がある」と言葉では簡単に説明できますけど、それが難しいのです。
 そして営気の瀉法は非常に強力であり、用い方を間違えると多大な影響が残ってしまうかもしれません。けれど、以前なら風邪症状で熱が乱高下しているような状態だと井穴刺絡で一発逆転の処置があったのですけど、これが営気の瀉法で代用できないかと漠然とは想像していました。そこへ外部参加者がそのような状態であり、井穴刺絡の代用に営気の瀉法で一発逆転の処置ができそうだということ、本日最大の収穫でした。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です