三週間で色々あったこと、まとめにはなっていませんが

 鍼灸関連でも三週間の間にはいろいろなことがあり、まずは伝統鍼灸学会の「広報部・視覚障害者のための情報提供委員会」で、まだ参加して四年目ながら委員長になることとなり同時に伝統鍼灸学会の理事にも来年度からなってしまうこととなりました。
 前任者が不慮の事故で何ら引き継ぎのないままに参加したのですけど、視覚障害者の古い仲間が集っていたこともあって学習は見かけだけの講義が少し行われているだけだったので懇親会がほとんどの連絡会でした。『こんな形では時間の浪費だ』と、まずはメーリングリストの設置を提案し、次には研修会の垣根を超えての実技交流を提案したならこれが好評で、特に若い垣根を感じていない先生たちの積極的な参加が目立ってきました。
 こういう動きを起こさせたのですから、二代目の委員長は仕方ないですね。特に高齢の先輩先生方と若い先生の中間は私しかいなかったのですから、責任から数年間の橋渡し役は義務でしょう。順送りの原則です。
 それから漢方鍼医会の本部や滋賀のあり方についても、議論がぼちぼち出てきています。特に実技を省いたオンラインでの月例会は漢方鍼医会くらいしか想定していなかったようで、滋賀では自主勉強会をやってきましたけど消極的な存在には横やりが入っています。
 また腰痛の講義から骨折の事例が実は多数入り込んでいること、経験の浅井先生には素直に言葉を受け取ってもらえているのですけどベテランほど素直に聞いてくれなかったものが強烈な体験からその実態が明らかとなり、診断基準や用具について注目されないはずはないということもありました。コロナの時代、骨折が見抜けなければ鍼灸師の存在価値は半減でしょう。
 そして研修会では会費について、理事クラスの先生の見解と発展途上の人たちとの見解に大きな溝があること、昨年の会費納入のときに大きく突っ込んだのですけど本部の先生方は初心者の面倒見が良くないことが、改めて浮き彫りになってきています。