初歩的なこと、反省しています

 本日は新患さんが非常に多い上に、再診でも劇症の人が多いのでカルテを書いている時間がなかったくらいです。
 その中でも若い女性は昨日に椅子で座り直しただけなのに劇症の腰痛となってしまい自力で動けず、夜中には自発痛が耐えられないので救急外来へ運んでもらったのにCTではわからないということで痛み止めを処方されたのみで、全く状態が変わらないということで母親につれてきてもらっていました。
 ベッドに痛くて横にもなれず自発痛も激烈、これだけで診察しなくても腰椎に物理的損傷が発生していること明白なのにどうして患部を触診しないかなぁ。腰椎の亀裂骨折はコロナパニック以後には増加をしているので、回数と日にちさえあれば直せますし、治療終了時には自力で寝起きをして歩行もゆっくりならできるようになってもらいました。
 ただ、失敗したのは概要を割り込み治療をした段階で説明はしたものの、具体的には亀裂骨折だとは言わずに隣のベッドへ移動して他の患者さんと喋っていて心配してくれていましたから、「あの痛みは骨にヒビが入っているからなんですよ」と思わず口走ったこと。それを聞いて本人が泣き出してしまいましたから大変。人の秘密を喋られたからではなく骨折という言葉に反応されていたのですけど、きちんとまずは本人に説明をしておく重要性という初歩的なこと、すごく反省しています。