こんな誤診をするかなぁ

うわっ、よくもこんな誤診をしてくれますね、という症例が先週から今週にかけて続出です。いずれも亀裂骨折を見逃しています。
左股関節が痛くてというご婦人なのですけど、左右の寸口が同時に強くなっていますから脈診の段階で骨折であり、本当に股関節が骨折を起こしていたなら自力で歩けるはずがありませんから脊柱から探っていくと、腰椎の亀裂がすぐ触診で見つかります。帰宅時には痛みが半減しており、今週にどの治療で元気そのものになってきています。
バレーボールをしている中学生は二週間前に右膝の痛みを感じて、激痛ですから正直に打ち明けて病院へ行くとMRIで半月板損傷だと言われました。けれどまだ若いのでしばらく様子を見ればいいとも言われたのですけど、痛みはいっこうに回復しないどころか悪化しており中学最後の大会が迫っているということでの来院です。けれど軽く触診しただけで曲泉付近の亀裂骨折であり膝蓋骨の下側は痛くないのです。はっきり内側の痛みだと伝えてあるのに、どうして画像の方だけを見ているかなぁ。初回の治療だけでしゃがめるようになってしまいました。