長野オリンピックのときはどうでしたっけ?

昨年も全く同じことが発生していたのですが、オリンピックのための特別法で祝日が移動してきており、診療をしているのに「祝日は休みだから」と予約の電話があまりかかってきませんでした。
コロナ前の人工大移動を想定しての法律だったのですけど、それでも海外からの旅行客が押し寄せるのはオリンピック会場と有名な観光地であり、滋賀県奈良近畿の中心部で宿泊先が確保できなかった組が流れてくる程度でわざわざ琵琶湖観光を主目的とするケースは殆どなかったでしょうから、殆どの地域でこの法律はありがた迷惑です。能登半島の先端や足釣り岬とか、日本人なら観光をしても外人さんには足が向けられないだろう地方まで休みにしなければならないのは、やっぱり東京中心主義だから?
それで患者さんと話していたのですけど、長野オリンピックのときには開会式も閉会式も特に祝日を移動させたなどはなかったですよね。もちろん規模は違いますけど、首都圏だけ政令で対処できなかったのでしょうか?
そしてもう一つ、長野オリンピックではこれほどもめごとが発生した記憶がありません。すべて順調だったかと言えば採算が取れないだろう新幹線を強引に先行建設したとか、開会式の会場が長野市内の関係ない場所と指摘されたとか年明けになっても積雪量が足りないとかで、組織委員会やスタッフが不祥事で辞任や解任されるなどはなかったですよね。コロナ以外でもこの東京オリンピックは、日本人としてあまり嬉しくないオリンピックになってしまったかもです。