本治法の前の経血を探ること、もっと大切にと考えさせられました

昨日の滋賀県は通過していった台風の余波で局地的な雨降りとなり、ほとんど曇っていましたし風もあったのでかなり過ごしやすかったです。一方で関東では猛暑日であり、八王子では39度ということで最高の暑さだったそうです。
それでも熱中症の患者さんが目立つのであり、立秋を過ぎていますから今は肺経の経渠から瀉法をするのですけど土曜の時期より見事な脈状変化になっています。
先日の小委員会で北辰会の実技を見せてもらったのですけど、考えてみれば今の治療法も本治法は一本か二本だけやってすぐ休んでもらっているのですから、標治法では手数があるものの治療方針としてあまり変わらないのかもしれません。「試し打ち」という言葉が出ていたのですけど、我々は経血を探ってから本治法をしているのであって、もっとこの経血を探る段階を大切にせねばとも感じました。