なんやねんそれは!!」という現実

「なんやねんそれは!!」という、患者さんも呆れていた症例です。でも、鍼灸の実力には脱帽してもらいました。
5日前に階段を踏み外してしまい数段腰を強く打撲しながら滑り落ちてしまったということで、あまりに痛みが強いのですぐ整形外科へ行ってみたものの、妊娠中なのでレントゲン撮影ができないから診断もできず処置もなかったというのです。これって、画像のみで診断するなら医者のライセンスそのものが不要と自らせんげしているようなものですよね。
患者自らが「骨にヒビが入っているのでは」と訴えていて、夜間痛もずっと続くことから確信していたといいます。その通りで脈状だけでなく打診でも確認し、第4腰椎の亀裂骨折でした。治療のポイントはもちろん瀉法鍼で、終了後は腰が伸びるようになりました。