「証」の概念を再定義したいのですが

やっと漢方鍼医会の方の話になりますけど、30周年記念でテキストの改定があることはわかりますし10年間でいいものもたくさん出てきていますから盛り込むべきなのですけど、けれどこの10年間は混乱の時期でもありました。実際のところ、今の滋賀の実技は本部の意向を無視しているところがあります。
理事会でかなり食い下がり「証」についての概念をもう一度定義し直してほしいと訴えていますが、「証というものはなくならないのだから安心しなさい」との説明で一度引くしかありませんでした。
でもでも、昨日の実技にしても陰経から入るときにはまだそれなりに話が通じるものの明らかに病的な数脈で陽経から入るとき、治療法則がないのです。けれど陽経からの治療は現存する。このときに「証」がしっかり定義されていれば混乱はなく、技術も統一されていくはずなんですけどねぇ。
「時邪を応用した切り分けツール」を用いれば陰経からなのか陽経からなのか、そして正規論からなのか邪気論なのか4つのパターンが切り分けられ、さらに時邪を優先すべきパターンまでしっかり切り分けて治療法則も明確なんですけどねぇ。どうしてこんな便利な方法を、取り組もうとしないのかなぁ。そして後輩を育成していく気持ちがあるのか、役職がなければ東京はお休みしたいくらいなんですけど…。