開業にもちろんリサーチは必須ですが、それよりもやはり技術力です

朝にニュースアプリを見ていると「鍼灸院・接骨院はコンビニの倍の数」というタイトルの記事があり、就職は相当に厳しいというものがありました。
実際に歯医者でもコンビニより数が多いのであり、自宅開業という形式を含めれば昭和の時代でもすでにコンビニと同等くらいの数にはなっていたと思われるのですけど、近年の柔道整復師の開業ラッシュで「犬も歩けば治療室に当たる」状態になっていることは確実でした。
そこで柔道整復師は平成30年度末で実質的に新規開業が困難になる内部規制を導入したのですけど、コロナ災いになるまでは開業しようと思えば健康保険さえ扱わなければできてしまうのであり彦根市でさえどれだけの治療室になったことでしょうか?唯一良かったのは無免許の怪しい療術がほぼなくなったことですけど、代わりにリラクゼーションの名目でエステに合わせて軽いマッサージをしてくれるところは増えました。それから今は濃厚接触で敬遠されていますけど、まちなかのマッサージルームは無免許の素人が勤務しているでしょう。
コラムでは凄腕の技術だけで開業していくというのは並大抵のことではなくリサーチが必要だと書かれてありましたが、全くリサーチなしに開業するのは私も無謀だと思います。けれど時間が経過すれば求められるのはやはり技術力であり、建物も町並みも変わっていってしまうのですから揺るがない中心が最初からなければリサーチは魔法の杖ではないことをよく理解してから開業してほしいものです。