電子カルテへの意見を送付しておきました

WHOの次の標準であるICT11では、東洋の伝統医術についても分野が設けられることになり標準的なデータ収集が必須ということで、電子カルテについての検討がされるという話は昨年から聞いていました。
実は医者でない限り治療かという人たちで、カルテをきっちり書き残して整理・活用している人は少数派です。健康保険のレセプト提出のための書類は作成しても、中身の記入は以下同文というのがほとんど。柔道整復師は中身を見られたくないでしょうから、ここに所属でしょう。
リハビリに関してもい者との連携のための書類は書いても、日々の記録はさほど詳細に残していないというか書ききれないので特徴的なことしか記載できないでしょう。マッサージに関しても、顧客データの管理が主で施術内容はあまり重要でなかったりします。介護保険の場合は連携のための書類が必要になりますけど、スクリーンリーダーで使えるソフトが皆無とか。
そして鍼灸なのですけど、この分野は経過の記録と施術内容が重要ながら電子カルテを使っている人は少数派。流派によって記入項目が異なってきますし、どこまで書くのかも悩ましいところ。カルテ記入に時間を取られすぎていたのでは的を射た治療とは言えませんし、過去データの蓄積は財産にもなりますし。そこで先日の理事会で検討会発足の承認がありましたから、臨床家の意見を未熟ながら送信しておきました。