エネルギーという人質がなくなれば

ウクライナとロシアの戦闘が泥沼の模様で、段々と物量にまさるロシアが破壊範囲を広げているものの、ロシア経済はもっとすごいスピードで破壊を受けているはずです。ロシア産原油を強みに展開してきたものの、ここへ来て中等が大混乱を避けることとロシアを追い詰めるために増産という話ですし、アメリカのシェールオイルも採掘再開という話も。
エネルギーという人質さえなければ経済を完全封鎖できるのであり、もしウクライナが陥落したとしても全包囲網でロシアという国を潰しに出ている状況は継続されるでしょう。ソ連系の国には、軍備をもたせてはいけないという認識が完全にできあがってしまいましたから。まぁ中国が何かしらの抜け道を作りそうなこともあるでしょうけど…。

一番理想的な戦闘集結は、ロシア兵の意欲をそいでしまうような変化があり現地で武装解除があること。けれど既に本国との意思疎通がうまく行っていないので勢いに任せているところがあり、劇的な作戦的勝利がないとこれは難しそうです。
それよりもスイフトからの排除が本格的になるのは今からであり、来週になってクレジットカードの全面停止になってきます。ロシア国民が我慢の限界になり、内部から革命が起こってくれるのが一番現実的でしょう。今度の革命は民主主義にかじを切りますから、軍事対立のリスクが下がってもくれると思われます。