ひらめいたパターン

呼吸と手技の連動が補法では落とし穴にはまってしまっていたということで、夜中に目が覚めてからは本日の治療をどうすればいいのかずっと考えていました。けれど頭で考えただけでは、突破口はわかりませんでした。
やはりベッドサイドに立って火事場の馬鹿力が出てくるもので、要するに患者さんの経穴に触れた状態で息を大きく吸うのが問題になるのですから、一度指を皮膚から離して吸気をしてゆっくり吐きながら取穴をまた微調整して手技を行うということがひらめきました。
午前中は症状の安定している患者さんに少し試させてもらったのですけど、これはいけない方の人体実験なので流れのチェック程度にしておきました。昼休みに自己治療での人体実験、今までのやり方やひらめいたパターンなどいくつか試みたところ、やっぱり経穴に触れたままで大きく息を吸うと少し寒かったです(その後に補われていますから治療としては成立しています)。ひらめいたパターンは身体が冷えることなく、補いも呼吸と連動させないノーマルなものより力強く動いてくれています。
まだまだ改良していかねばならないのですけど、本当に実技があってアドバイスしてもらえるというのはありがたいことです。