うーん、個人の臨床の問題じゃないかなぁ

まだまだ理解ができないでいる「補法」と「補中の瀉」という手法なのですけど、昨日の研修会でかなり長く説明をまたしてもらいましたけど理解できた人がどれだけいたでしょうか?
要するに補法はごくごく軽い接触の手法で、これ一つしかない。意識的に押し付ければそれが「補中の瀉」ということで、瀉的に働くということらしいです。それだったなら営気の手法と同じでは?言葉を置き換えていることだけは、認められましたけどやっぱり余計にややこしい。
本部の実技では本治法は補法のみで、瀉的なアプローチはしないが標治法では実際にやっていますし、例えばひっかくようなタップするようなやり方も非常に便利なので「補中の瀉」なのだそうです。えっ、それは個人の臨床の問題であって、漢方鍼医会の全員が受け入れられることとは違うと思うのですけど、言葉の定義のためには必要なのだと繰り返されました。
それと病理考察からの証決定よりも季節のアプローチをどうしても優先したいらしく、これは取り組む順序が完全に逆でしょう。それと時邪なのですから、それこそ瀉法から入るべきだと思うのですがねぇ。