今度の「隠れ熱中症」は?

「やっぱり」という感じで、先週末からちらほら出てきていた隠れ熱中症が今週になって急激に増えてきています。
6月末からのものは全く身体の準備ができていなかったところへの猛暑であり、それが急に平年並みに戻ったというあまりにすごい状態でしたから症状の方もすごかったのですけど、現在のものは覚悟の上での猛暑からピークを過ぎてやれやれという心の緩みが一番大きいです。ですから、症状としては前回ほどひどくないのです。
でも、脈状だけで見抜けるようになった経験は大きく、証決定にも治療を絞り込むにも迷いがないのでこちらとしては非常に楽であり、効率的な治療になっています。中国では琵琶湖より大きな湖の70%もが失われ、パキスタンでは国土の3分の1が水没する集中豪雨と、もはや地球温暖化を横目で見ているわけにはいかなくなっていますから、鍼灸師の役割も大切です。