衝脈のことを調べていて

二木式奇経鍼を用いての下顎処置は、思わぬところから任脈を直接操作できていることがわかり本日もいくつも著効を出しているのですけど、できれば督脈と衝脈も直接操作をしたいと試行錯誤しています。
督脈についてはやはり超竅と腰兪の間で尾骨には経血がないことから操作できているようであり、次は鍼の動かし方です。まるでクンダリーニが上がってくるような、督脈が下から上へ響いてきますし、腰の艶が良くなります。
さて衝脈については専有穴がないのであり腎経の別脈という流注ですから、もっと詳しく書かれていないかネットで調べてみると中医学の研究会や鍼灸院のページに書かれてあるものがありました。けれど、いくつか見ていると中身そのものが変わらないのは仕方ないとして、コピペでページを埋めているものばかりです。ページ制作には時間がそれなりにかかっていて素人さんに受けは良くなるでしょうが、オリジナリティーがやっぱりほしいところです。せめて臨床体験を付け加えておくとかですね。
ちなみに私が衝脈で臨床経験しているものといえば、二経治療の場合ですけど公孫の取穴を中足骨の付け根に移動させたほうが圧倒的に反応が出て、公孫-内関のグループとして成立できていました。ちょっと自慢になりますけど、奇経グループ判定を任せられていたときにいくつかの取穴を独自に移動させてしまっていたのですが、後からそちらへ皆様が追随されていました。