下顎処置の研究、順調です

「下顎処置の研究をしてください」とでも言われているのか、初頭の最近は首が回らず肩甲間部には痛みを感じるという患者さんが連続になっています。
やはりオトガイ隆起から喉頭隆起の間に顕著な塊のある人がほとんどで、この固くなっている任脈流注を直接操作してやることで横隔膜より上側では腕を含めて著効が出てくれます。
また衝脈のことを調べていたなら腎経と並行して走っているので「強中に散るが如く終わる」と書かれてあるものがほとんどですが、腎経と全く同じで「舌下に散るが如く終わる」に従って舌に達するというものがありましたから、下顎処置で衝脈も同時に動かせていることにはなります。でも、衝脈特有の治療ポイントは探し出したいですが…。
問題は本当にリンパ節が晴れている場合、二木式奇経鍼が触れただけでも痛みを感じられてしまうケースがあります。ていしん治療は痛みを与えてはいけないことを原則としているので、まだまだ施術法そのものには研究を重ねなければならないです。