任脈と衝脈の使い分け、まだまだ試行錯誤中

昨日に実験の第一弾をやってみた任脈と衝脈を使い分けることについて、昼休みの自己治療でも確認をしてみました。
まず指で探った段階で任脈はもちろん正中であり、半横指くらい外に硬さが触れるので慎重に操作してみるとお腹への響き方が違いますから、この段階では仮に衝脈ということにして進めました。
現在の仮説では任脈と督脈は専有穴を持っているので症状や活動は表面に出やすく、衝脈は背部と腹部の2つ乗る中に下肢も加わっており帯脈と連動して婦人科への影響が大きいということから、任脈よりも深い場所での影響力が多いのかと想定できます。逆に任脈は妊娠への影響は大きいですけど常ではないので、肩関節や上肢にも大きな治療効果が出るのかと。督脈は腰部への影響が大きいと、別角度から追試をしています。
最初に任脈も衝脈もどちらも二木式奇経鍼で従来のようにして操作したところ、結構動いてくれます。次に任脈の真上のみを操作したなら、こちらのほうがもっと動く手応えです。この段階で衝脈の真上をやっても、動いてはくれますが任脈ほどではありませんでした。
次日本地方を終えてからだと、任脈の反応はほとんど消失しており予測通り衝脈は先程よりはっきり反応が出ています。そこで衝脈の真上を操作してみると、腹部への響きが顕著でした。使い分けについては本地方の前後ということで、とりあえず追試できそうです。