キッチリ線を引いていないこと、なんとなくわかりました

50周年記念誌の天薬用にテキストファイルを相変わらず編集しているのですけど、「証」の問題については種々あったことが理解できます。証に陰虚証や陽虚証という名称を付加するようになったのは池田先生の影響が非常に大きいのだと思いこんでいましたが、中医学からのより切的な面が大きいのだとか。
それよりも本治法と標治法という問題について、こんなに議論されているというのはちょっと不思議です。東洋はり医学会で学ばせてもらった影響は大きいでしょうが、私は単純に手足の要穴への施術のみを本治法と捉えてきていましたし、これからも変更する気はないです。
開業時から治療は前半と後半に分けるというシステムを考え、そしてこの半時間近く寝てもらうことで自然治癒力が向上するのであり患者さんもリラックスタイムで爆睡する人がほとんどなのですから、キッチリ線を引いてしまうことに何も疑問を感じていませんでした。どうして他の会員が線を引きたがらないのか、なんとなくわかった気がします。もったいないんだけどなぁ。