列欠への10円玉施術、またまた成功中です

「二木式奇経鍼」を作成するきっかけとなった、現代の奇経治療をもう一度考察せよという指示。正直、学生時代より宮脇先生の奇経腹診をトレースせず独自の診断方法で運用をしていたりで、細かすぎる臨床ではなくダイナミックな臨床をあの頃からやっていたのでしょう。
それで、「三奇一元説」のように任脈・督脈・衝脈は俸給から発生しており単独で治療に用いれるのはこの3つだけだと結論づけるのに、それほど時間はかかりませんでした。8つそれぞれに用いていたような説明をされたのですけど、誰がそんな事を話していたのでしょう?文字の意味をたどるだけでも、奇経は単独ではほぼ用いれないことがわかってしまいました。
それで実用化できたものが、妊娠時の列欠へのアプローチ。任脈は文字からしても妊娠と大きく関わりがあるのであり、その八会穴である経渠を動かすと、胎児がリアルタイムでいい位置に上がるのであり動きも良くなります。10円玉で経渠を押さえてもらうだけなのですけど、「お急だったなら絶対にできないけどこれなら朝晩だけのことなのでできる」という妊婦さんのリアルな回答。
この臨床成績をなんとかテレビ番組で紹介したいです。産婦人科に横取りされても構わないのですけど、医者では正しい経血を取穴することができないので鍼灸との連携も深まると思いますから。