用具の発展により可能になった治療法

 「押し流す奇経治療」で昼休みに自己治療を色々な形で実験しているのですが、本日はたまたま手元に二木式奇経鍼がありませんでした。
 別の治療ワゴンには試作品のものがあったのですけど、「これも実験のチャンスだから」と二木式標治法用ていしんの太い側で試してみました。結果は予想通りで、なかなか押し流せません。経穴そのものへ当てるには2mmの直径のほうが有利であり先端も丸くしてあるのですけど、押し流せません。
 4mmの太い直径と平面になっているのが押し流すのに圧倒的な有利な構造になっているのであり、皮毛・結脈・肌肉・筋・骨のご段階でも筋の深さまで抑えて流してやる、そのための用具が前提条件になっいることを改めて確認でした。つまり「押し流す奇経治療」は、用具の発展からか脳になった治療法だと宣言して構わないでしょう。