うーん、やっぱり年齢には勝てないというか年相応の生活にすべきなんだろうなぁという話を患者さんから聞いてしまい、話を聞くだけで具体的な解決策につなぐことはできないのですけど自分のことへ置き換えて考えています。
大きな料理屋の大女将なのですけど、息子夫婦が後継者だけでなく孫も既に厨房へ入っていて数年以上経過しているのですから、とっくに引退しているべきなのですけど職人なのでそれがなかなかできないというよりも、許してもらえずにここまで来てしまったというところです。
今までにも何度かひどいめまいが発生したりで引退を勧めてきましたし、せめて週休二日はあって徹夜仕事はやらないとか話だけはしていたのですが、今度の体調不良でとうとう大喧嘩状態らしいです。これ以上は私は踏み込めないのですけど、寝たきりにでもなれば本人も嫌ですけど家族の負担は計り知れないものになってしまいます。
自分の立場に置き換えれば、後継者はまだ決まっていないものの一人前の仕事ができるようになったならさっさとペースダウンしていくべきですね。いつまでも大先生が治療室で幅を利かせていたなら、若先生が独り立ちできない。技術面だけでなく精神面も含めて、それも親の努めだと考えています。