ちょっと遅いですが昨年の第52回伝統鍼灸学会でのシンポジウム「腎虚証について」を、学会誌から読んでいる途中です。昨年はほとんど中ホールにいましたから…。
興味はあったものの、研修会ごとに証決定でも目的としているものが違うので話が噛み合いにくいだろうと思っていたとおり、「うちの研修会では腎虚証と証決定したならこんな治療になります」、という紹介になっていました。
おもしろかったのは学校教育の立場からの話で、シンポジストの先生方はベテランですから卒後20年は経過しており、約10年前に改訂された現在の教科書を知らないということ。自分たちの知識で学生にそのまま対峙すると、話が噛み合わないのは漢方鍼医会が中医学のことをよく知らなかった過去にもありました。
そして各研修会へのアンケート、これは伝統鍼灸学会の現状を知るのにいい資料だと思いました。そのままだと話が噛み合わないので、「どの段階なら歯車が噛み合うのか」を調整して議論していくのが大切です。
雲の上の先生たちがステージ上で繰り広げていた熱いバトル、今年の大会は私にも声がかかったのですが歴史に残るような議論をすることができるだろうか?