昨日は滋賀漢方鍼医会の月例会であり、大寒へ入る直前での温かい日に出かけられたのはラッキーでした。でも、朝からものすごく眠たかったですが…。
午前中に特別に組み入れてもらった実技は、円皮鍼といえば滋賀では従来の形状を引き継いだタイプのファロスを探し出せたので使っていますが、平気でパイオネクスを使っていると発言している人がほとんどだったことに驚いて、検証実験を行いました。セイリンの絆創膏付き円皮鍼は従来の形状のものが滅菌済みシートに貼られていて非常に良かったのですが、パイオネクスは頭の部分が平らでなくドーム状に盛り上がっているので、この形状では気が抜けてしまいます。製品ラインナップが変わるということで業者ブースで初めて試したとき、「なんじゃこれは!!」と激怒したものです。
その後に何度か従来の円皮鍼を生産中止にしないように求めても変化がないので、ホームページから意見を投稿したなら営業担当がわざわざ鍼灸院にやってきたこともありました。このときに2つを同時に貼って比較したなら「パイオネクスは寒い感じがする」と営業マンも認めたのですが、製造機器の老朽化でどうにもならないのだとの言い訳でした。
臨床現場では過敏なほどの患者さんでなければ健康被害を出すようなことはめったに発生しないでしょうし、数時間で外すというのもいくつかの実例から注意書きに加わったのではないかとも推察できます。でもなぁ、円皮鍼は長時間つけっぱなしにできるのが一番のメリットなんですよ。そして親しい先生から聞いた話では、長いタイプを使うと疲労感を訴えられることはやはり出るみたいです。その後に頭の部分が平らな製品に変更されたとのことです。
詳細な実験結果までは書きませんが、一見すると腹部や肩上部が柔らかに感じられるのは気が抜けているためです。脈診すればよく分かることであり、自分の身体でまず試してから用いていない証拠です。経絡治療を標榜する治療家なら、これくらい自力で気付けないのでしょうか?