道具の用い方

 邪専用ていしんの使い方バージョンアップも間近というところに来ているのですけど、比較をしてみたかった瀉法鍼との違いについて検証することができました。
 膝の痛みがグランドゴルフをしてからぶり返してしまい痛みが強かったので病院へとりあえず行ったところ、水がたまっているといわれそのまま抜かれてしまったのですけど痛みに変化がなく、逆に局所は熱を持つようになってしまいました。
 物理的変化であり水を抜かれたのですから東洋医学的には血を動かして潤いを元通りにしてやらねばならないのですけど、これは瀉法鍼の守備範囲です。これを熱を持っているという点から邪専用ていしんで先に行ってみたところ、多少の解熱は認められるものの腫れは消失しませんでした。
 そして瀉法鍼を行うと、これは腫れもすぐにほとんど解消し、患者さんも楽になったのでそのまま居眠りしてしまったということでした。
 理論的選択から道具を適切に用いれば絶大なる効果が発揮されますが、感覚的に適当に用いたのでは効果が発揮されないという証明になりました。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です