選経と選穴

 まだ合宿で出てきた宿題についてほとんど手がつけられていないのが現状なのですけど、改めて「邪正論」の講義を聴いてみると実に今の臨床と合致していました。
 最初に聞いたときにはそれまでの六十九難や七十五難の治療法則と大きく違うことや、いきなり陰経に営気の手法を加えていくということにまず抵抗感があって素直に受け止めていなかったのだと思います。
 そして私が実行委員長をした初めての滋賀夏季研の時には「証決定の手順」ということで選経・選穴の順番に絞り込んでいくことが大切だと話をしているのですけど、邪正論は選穴・選経の順で決定していけばきわめて単純に治療が組み立てられるのだと思いながら聞いたならその通りでした。

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