うっかりしていたなら見落としていた症例

 うっかりしていたなら見落としそうになった症例なのですけど、電話では右肩関節痛がひどいのでということで予約をされ問診でも痛みのことを盛んにいわれていた新患さん、他の症状も聞いていると右上肢は自力では挙上できず左で手伝うと上まであげられるということです。
 動作痛はあるものの夜間痛はなく、手伝えば挙上ができるということは肩関節の亜脱臼が疑われます。肩関節脱臼の整復法で紹介している整復を試してみると、すぐ水平以上に挙上ができました。
 それからもっと問診をすると、食事をするときに右腕が上がってこないので最初に左で手伝ってテーブルの上へ乗せているということで、一番困っているのは挙上ができないことでした。

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