手首の腫れは、やっぱり骨折でした、反省です

 昨日から来院されている高齢の男性、日曜日に首が重たいと滅多に乗らない家庭用マッサージ器を使ったところ、月曜日の朝になったなら左手首を中心に腫れていたということで来院。
 本人の訴えとしても左肩甲骨周囲に強烈なこりがあるということで、マッサージ器を使いすぎての事故から手首が腫れていたという経験もありましたから、打診をしても響きがなく脈状も疑わしいほどではないので骨折は否定して治療を進めました。
 ところが昨夜から周期的に思わず声が出てしまうほどの自発痛が発生してしまい、腫れもひどくなってベッド上でも苦しそうです。肩甲骨周囲に温灸器をしても、あまり変化がありません。
 そこで手首に瀉法鍼を痛みのない程度からやっていると、どうも陽池の尺側に陥没が触れられるようになりました。周期的な激痛も減少しているので、実験的に10分ほど待ってもらうと、やはり周期的な激痛の発生が納められています。ということは、これはやっぱり骨折でした。打診からの響きを当てにしすぎた、失敗例となってしまいました。反省です。

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