足の三焦経の使い方3

 今回、どうして足の三焦経の用い方で誤解に気づいたかなのですけど、来月の治療室例会で漢方鍼医会全体で話題になっている手法について取り組んでみようということから、平補平瀉でのナソ・ムノ治療を取り上げることになったことからです。
 加えて臀部の深い部分へ邪専用ていしんで最近行っているゆるめ方にも実技を加えたいと提案し、さらに下側ということで足の三焦経について平補平瀉ならどうなるのかを再確認していたのです。
 すると、転換手法よりも平補平瀉の方が余計な水分は浮いてきてしまうものの背部の緩み方が大きいことには、ノックアウト寸前という感じで衝撃を受けました。
 「それじゃこの浮きすぎてくる水分を中間に納められればもっとよくなるのでは」と、発想の方を転換してみたのです。ゾーン処置も三焦経へアプローチする部分が大きいので組み合わせを試したなら、今まで以上に標治法が理想的な形にできたと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です