足の三焦経の使い方2

 前エントリーで足の三焦経の使い方について大きな誤解をしていたことを書いたのですけど、午前中にさらに追試をしました。
 委陽は三焦経の下合穴だと古典に書かれてあり、書物によっては膀胱経と胆経の間に流注がしっかり描かれているものさえあります。そして足の三焦経として用いるのは委陽から下側の下腿の部分であり、押さえて反応を確かめて施術をします。
 それまでも遠通しということで活用は時々していたのですが、足の三焦経として脚光を浴びた頃にブームに乗って施術していると、背中に汗が出ているときは汗がなくなりますから順当でいいのですけど、汗のないときには水分が表面へ浮いてきてしまうことを問題に感じたので単純に鍼を当てている手法から転換手法へといつの間にか切り替えていたのです。
 それで足の三焦経への平補平瀉での直後にローラー鍼と円鍼を行うと、やはりこれは表面の水分が十分には吸収されないというか中途半端に浮いたままになってしまいます。しかし、ゾーン処置を行うと気と血の間にうまく収まってくれて、ローラー鍼と円鍼を行うとより艶が出るようになることを何度も確認しました。

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