ムノについては方針変更

 ナソ・ムノへも平補平瀉の応用を試し始めたときには、腹部の緩み方が大きいのでムノは平補平瀉の方が効果が高いだろうとしばらく追試をしました。けれど気が抜ける副作用の方が悪影響が強く方針転換です。
 今朝も自己治療をしていてムノには平補平瀉で行うと、経絡が大きく巡ることがわかるのですけど寒気もします。副作用で気が抜けている証拠です。腹部へ散鍼をするので脈はしまりしばらくすれば寒気も回復するのですけど、どうも暖かくなりきりません。
 そこで午前中の何人かで平補平瀉と衛気の手法で比べさせてもらったところ、せっかく菽法の高さにすべて整っていたものが崩れてしまい、一時的なものならいいのですけど回復しきらないのです。背部は水分が少ない箇所ですけど腹部は十分に持っているところなので、わざわざ浮かせてくる必要もなければ必要以上に柔らかさを求めるべきでもなかったということなのでしょう。便秘で硬いお腹をしていたなら、逆に効果的かも知れませんけどね。
 なお、以前のエントリーで「ムノは平補平瀉の方がいい」と書いた部分については、既に修正してあります。

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