昨日に書き込みできなかったのですけど、夜に来院された患者さんは二日前に胸部を強く打撲してしまい、自分でも肋骨が折れていると訴えられていました。
ところが「これは日にち薬しかないのでいいです」と、さじを投げてしまっている様子。聞けば数年前にも反対側で同じようなことがあり、医者へ行くと「日にち薬しかない」と冷たくいわれてじっと痛みが沈静化するのを待っていたらしいです。
瀉法鍼を用いれば複雑骨折でない限りは三分の二から半分程度の時間で骨折は回復してもらっているのであり、治療後には自由自在に上半身が回せるようになってもらいました。
もし瀉法鍼という特殊アイテムがなかったらと思うと少々恐ろしいのではありますけど、それでも手はあるのであり、鍼灸の実力は自画自賛ながらすごいものです。