漢方鍼医会も基礎研究をもっと大切に

昨日の本庶佑先生のノーベル医学賞受賞、本当におめでとうございますと同時に、日本の医学研究の素晴らしさに改めて感動しました。
 臨床家は病気を治すために「どうやってアクセルをもっと踏めばいいのか」と考えますが、研究家であるために「ブレーキをかければその後は勝手にアクセルがまた踏み込まれる」という発想でのがんの免疫治療を開発されたとか。偶然かもしれませんけど、発想の転換ですね。
 今の漢方鍼医会は治療法の研究と称して、「どうやってもっとアクセルを踏み込めるようにできるか」を追求している先生が多いように感じます。いや、一部の先生の声が大きく聞こえるだけで大多数はその号令に右往左往しているだけかもですけど、ノーベル賞のほとんどは基礎研究に対して与えられてきたように、漢方鍼医会も基礎研究にもっと商店を当て直すべきではないかと常々考えていました。
 その一つが「時邪を応用した切り分けツールの提案」なのですけど、ほとんど注目されていませんね。まぁ最初はそんなものだと思って発表しましたから、今はいいのですけど・・・。

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