主観の入らない判定法が大切

 時邪でまず該当する季節の井穴を探るのですけど、治療パターンの切り分けツールとしてだけでなく時邪そのものを処理することにも使えることを学術合宿で学びました。
 これを今月は追試してきたのですけど、最初はナソでの毛穴の状態を探ることで時邪のみでいいのか証決定をさらに進めるべきなのかが判定できると発見したのですが、今ひとつ主観に流されがちでした。
 しかし、腹部では臍周囲を少し押さえて抵抗がなくなるかどうかという主観が入らない状態で判定できることをさらに発見です。邪気を払うことで気血津液の調和が親密になるというのは逆説的なところがありますけど、いずれにしても効率的で病態に負担のかからない治療を求めているのですから、主観の入らない判定法があればそれでいいと思います。

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