健康保険の特集記事を読んで

 「医道の日本」で、今年からあはき業も健康保険の委任払いができるようになったという特集記事を聞いているのですけど、健康保険を今まで取り扱ってきませんでしたし鍼灸専門ではそれほどメリットがないのではと興味もありませんでした。
 まだ特集の半分も聞いていないのであまり変なことを書いてはいけませんけど、今までマッサージで一部不支給になる例があったものは克服されるだろうとあり、書類形式が統一されるのですからこれは当然でしょう。
 ただ、鍼灸は西洋医学との併用がまだ認められないので、そう簡単に医者が同意書を書いてくれない状況には変化がないでしょうし、まずは患者さん自身にもらってきてもらう必要があることにも変化がありません。患者さん自身に役所で手続きをしてもらって一時負担金を戻してもらう償還払いから、こちらが償還分を払ってもらう手続きに変更されたくらいにしか思えません。
 乱暴なことを書けば、すべての健康保険を償還払いにしてしまえば手続きの煩雑さからむやみに医療機関を訪れるケースが激減するのであり、医療費の大幅削減につながります。そして腕のいいところにしか患者さんは出向かなくなります。この隙間を埋めるために民間保険を導入すればちょうどいいくらいになるのでは、と考えてしまいます。

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