タクシーの運転手さんと話していて

 視覚障害者センターから戻ってくるタクシーの中で、運転手さんと話していたことです。
 昨年末から一つのタクシー会社は電話で配車を手配すると200円が必要となり、うちの鍼灸院でもタクシーで帰宅される患者さんは軒並みこの会社を避けるようになりました。走る区間での料金的にはほかの会社と同じなのですから、当然でしょう。
 ところがこの会社、初乗り料金を30円下げる代わりに区間まし料金を10円ずつ値上げする申請をしたといいますから、実質的に13%もの値上げになるといいます。「これはひどいですよ」が運転手さんの感想で、タクシー離れを起こすでしょうとのことです。「運転手の待遇改善」が瞑目ですが、実質的には歩合制なので運転手さんの給料は下がるのだそうです。
 国家予算が膨らむのですからあれもこれも値上げされてそれが経済だといいたいところですけど、庶民の給料は平成に入ってから初任給の数字が上がっただけで、その後はほとんど上昇していないのです。令和になれば上昇するかな?
「にき鍼灸院」は開業からずっと同じ料金を貫いていて、消費税を支払うようになってからは実質的な値下げをしています。でも、患者さんが通いやすくてもっと通院したいと思ってもらえるためには、こちらは生活に困っていないのですからこの料金を守っていくつもりです。

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