BGMの音量について気づいたこと

 鍼灸院の営業について、一つ本日に気づきました。
 鍼灸院というものはテナントとしてビルの中に入っていたとしても独立した空間であり、院長先生の個性が反映されている独自空間です。患者さんは一歩中へ入ると、その独自空間の色にほとんど染まってしまいます。
 「にき鍼灸院」では開業当初からラジオを含めてBGMの音量をわざと大きくしてきたのですけど、これは下積み修業時代にあまり音楽に頓着のない師匠だったので「もっとラジオや音楽を楽しみたいのに」と思っていましたから、よく聞こえるようにしたのです。歌謡曲の時には、どこかの喫茶店よりも大きな音量になっていたりします。
 ところが午後にアマゾンエコーに選ばせたプレイリストの音楽は音量が大きい上に身体へ響くような音質なので、一人の患者さんが「心臓が苦しくなりそう」というのでかなり小さく音量を絞りました。すると、いつも音が充満していた治療室なのに変な隙間ができてしまい、会話も途切れてしまうのです。この患者さんが終わったなら音量をいつも通りに戻すと、会話のテンポも戻りました。
 よく出かける中華料理のお店はテレビを含めて全く BGMがないのですけど、混雑している時間帯はいいのですが空き席が多い時間帯だと変な隙間があるなぁといつも思っていました。おいしさも微妙に違って感じられます。
 音と気が充満することには相関関係があるのでしょう、気が充満している空間は実力をさらに押し上げてくれます。癒やしの空間を演出されている院長先生が多いでしょうけど、音量はそれなりに大きめの方が営業繁栄につながるように感じました。

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