健康保険の無駄遣い

 10時30分の患者さんは両隣で強烈な腰痛になってしまったおばあさん同士だったのですけど、もちろん面識はありません。
 先に治療へ取りかかった方は先週からのもので、もう少しで自発痛が完全に取れそうなところまで急速に回復しているのですけど、「明日はMRIだといわれている」らしいのですけど側臥位にしかなれず仰臥位が無理だと伝えてあります。
 それを痛み止めの注射をしてでもMRI撮影すると医者は言うそうですから、「これだけ急速に回復してきているのにわざわざ壊す必要はないだろう」と意見しました。どのみち今まで痛みを取ってくれていなかったのだし。
 そうしたなら隣の方は昨日に撮影してきたということで、何カ所も骨が変形していてこれが原因だとは言われたものの治療は飲み薬と湿布だけという話です。「だから鍼に来たのでしょ」ということで、治してもらえるなら何度でも痛み止めをしてでもMRIをする価値はあるでしょうけど、本当に健康保険の無駄遣いです。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です