マイブームというのは誰にでも発生してくるもので、今年の春先には女性患者だとはんこを押したくらいに肺虚肝実証で治療をしていた時期がありました。実はこういう傾向、過去にも何度か経験があります。それでも治療成績が上がってしまうのですから、このあたりが鍼灸は非科学的だといわれてしまうのでしょう。
それで「これはまずいぞ」と視点が変化できるようにいろいろ試行錯誤してワンパターンから脱出をしてきたのであり、今年は六気で時邪を払う方法を工夫することでバリエーションを戻せました。
でも、昨日の臨床を思い返すとやはり女性患者の80%くらいが肺虚肝実証でした。涼しいところからまた暑くなったので仕方ないのだと思いますけど、それでも少し多すぎたと感じています。