奇経鍼も制作中

 「漢方鍼医会で奇経治療を根付かせようとしたなら道具は分けてしまった方がいいだろう」とこれは当初から考えていました。
 最初は異種金属を想定していたのですけど、若いペアの先生が「古典に書かれてあることだけを基準に」ということになると、異種金属は昭和の時代におそらく偶然に出てきたものでしょうし置鍼をするということも書かれていないので、そこから一本の針で行うという方向へ進めてきています。
 そうなのですが、二週間前にまだ実技をしていない段階で構想第一弾のオリジナル道具を発注しており、昨日に受け取ってきたので真鍮の方なら使えそうだと試してみました。結果はきちんと効果が出ているのですけど、今ひとつ气の通り方が弱いです。
 それよりも別メーカーの方で先端の形状と手触りのいいものを見つけたので、おそらくはそちらの方で導の奇経鍼を作ってしまいそうです。先端の形状がなかなかこちらの意図したものにならないのですけど、「これはいい」というものだったのです。

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