知識のない人は医学へのむやみな発言をしないほうがいい

 すでにいずれも撤回はされていますけど、符号という人たちが「検査を受けたがっている人がいるのに受けられないのは可愛そうだからキットを提供できるように手配しようか」と発言をしました。新型コロナウィルスのPCR検査キットのことです。
 しかし、特に感染症はそうですが医学的問題があることについては知識のない人が、それも思いつきでの発言は余計な混乱を招いてしまうのでするべきではありません。
 何が問題かといえば検査は100%だと素人さんは捉えているようですけど、脈診もそうですが西洋医学的な診察・診断も検査も100%はあり得ないのです。PCR検査では70%くらいと言われていますから、逆に30%は間違った結果を提示してきてしまいます。つまり、検査がむやみに行われると偽陽性の患者が大量排出されてしまい、大混乱必死となってしまいます。疑陰性も発生してしまいます。
 今みんながすべきことは、パニック状態からそろそろ目を覚まして冷静に「自分ができることは何なのか」を自問自答することです。自分だけが助かるような行動をするのではなく、人類全体のために何ができるのかを考えねばなりません。
 と教科書のようなことを書いていますけど、実際にそうですよ。健康保険の外にある鍼灸院の治療をしているということは、西洋医学が不得意な分野をカバーしているのでありそれは国民の健康の大きなホショをしています。ただし、技術レベルが非常に高い鍼灸師でなければできないことですけどね。
(追記)
 喉の奥から細胞を摂取して行うPCR検査ではなく、血液検査から15分で行えるキットが発売されるようです。血液検査ですから専門機関でしか扱えず、素人向けではないことはよかったです。
 希望的観測を書けば、まずインフルエンザの検査キットは鼻の粘膜へ突っ込むだけのものですからこれは一般販売に切り替えてほしい。そうすると病院の冬場の混雑が半分以下となり、不要な感染増加も防げます。そして鼻粘膜で新型コロナウィルスの検査キットができるようになったなら、インフルエンザとセットにするなら市販品に慣ればいいと思います。

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