情報化社会が生んだ新しい病原体かも

 新型コロナウィルスの感染収束がなかなか見えてきません。感染ゼロで安定している地域は徐々に屋外イベントや学校再開の検討に入れるものの、大都会では経路不明のものが二桁毎日出ているので感染爆発(オーバーシュート)の可能性が未だにあるとされています。
 もし感染爆発が発生してしまうと収集する手段がないということで、ヨーロッパやアメリカでは完全に日常生活をストップさせて食い止める制作に出ざるを得なくなっているのですが、日本では日常生活がそのままできていることへ改めて感謝すべきです。そして鍼灸院へは「ここの治療法は代理になるものがないから」と、通常と同じ来院数があることにも改めて感謝です。
 私が懸念するのは二次・三次感染を調べるためということで「制度があまり良くない」ことを認識しながらもドライブスルー型の簡易検査が導入され始めていることです。まだ一度の陽性反応では確定診断とはしないとされていますけど、素人さんがその場で騒ぎ始めて勝手に話が広がってしまうことです。日本だけでなく世界中の人々がそうなのですが、情報を最後まで聞かず自分勝手に切り取って勝手に加工を加えて次へ流してしまう状態、これは情報社会が新たに生んでしまった病原体とも言えるのではないでしょうか。どうか、冷静に正しい情報かどうかを最後まで聞いて、重ねて正しい情報へアクセスして慌てた行動をしないでください。

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