転職したくても今はダメ

 本日の最後の患者さん、まだまだ女の子という表現のほうが似合う二十歳過ぎたばかりの若い女性です。主訴は頭痛であり服薬しても効果が出たことがないということで、骨盤がずれて発生してくるタイプであり骨盤矯正をすると強烈な痛みがあります。
 治療を開始してから頭痛の頻度は下がり耐えられないほどの頭痛が発生したことはないものの、以前からも調子がいいときにはこれくらいの頻度のことはあり耐えられないほどの頭痛は三ヶ月に一度程度なので、治療によって頻度が下がっているのかは安易に判断し難いということです。こちらも脈診をして、これくらいの状態が放置していても存在していたのではないかというところまでは読めたので、先回りして問診したのですがその通りでした。
 腰痛であればどれくらい前にどんな痛みがあったかくらいまで脈状で読み取れるのですけど、頭痛は現時点での痛みと概ねの経過くらいまでの概略しか読み取れません。けれど「脈診はどこまで読み取れるの?」と初めての診察体型にすっかり安心してくれているみたいで、会社が嫌で嫌で仕方ないらしいのですが「今は転職を試みてもダメ、いくら若くてもアルバイトでさえ受け入れ先がないから一年は最低我慢しないと転職できない」という言葉にも、耳を傾けてくれるのでありました。

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